徒然オーストラリア日記

オーストラリアでの生活 バイリンガル子育てメインで、これまであったことや、思うことを色々書いています・・・。 バイリンガル育児をされている方、これからされる予定の方などと情報を共有できればと思います。。。 オーストラリアに来て、はや10年。今は、子供が4歳になりました。 毎日試行錯誤です・・・。


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学校生活半年終わった振り返り 2 | 通知表がきた!

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こんにちは😊

 

学校生活が半年終わったので、振り返っております・・・。

 

後半は、Academic Report (通知表)についてです!

 

通知表、日本のものとどう違うのか、客観的に見てみました!

 

見てみると、色々と興味深いです!

 

 

 

 

 

Academic Reportとは

 

チビの小学校では年に2回、2タームごとに 

 

Academic Report

 

という、通知表があります。

 

もはや、全てオンラインで、学校のアプリを通じて、閲覧及びダウンロードができます。

 

手軽!

 

チビも、もうiPadを授業で使い始めているようだし、教育現場も変わっていくなあって思いました。

 

思えば、私が仕事を始めた頃は、フロッピーディスク 💾

 

しばらくすると USB

usb_memory_stick.png (708×708)

そのうち、システム内で保存していましたが、

 

今は、プリントアウトすることなく、アプリから通知表が確認できるなんて

 

なんとも時代の流れを感じますーーー。

 

今回Academic Report をもらうと同時に、年に1回の親子面談があり、それにも参加しました。

面談では、Academic Reportの説明と、チビの学校の様子について、教えてくれました。

 

 

 

Academic Report 概要

Academic Reportの項目は以下のような感じです。

  • Reporting Overview 
  • Semester 1 Overview (General Progress and Attitude Comments)
  • English as an Additional Language
  • Mathematics
  • Humanities, Science & Technology
  • Specialist Subjects (Physical Education, Visual Arts, Music, Italian)

 

 

Semester 1 Overviewが、いわゆる全体的な生活態度や成長について書いてあって、

 

English, Mathematics, Humanitiesあたりが、主要教科的な扱い、

 

Specialist Subject が、実技教科に近いのかなと思います。

 

 

個人的に気になった項目について、ちょっと書いてみようと思います。

 

English as an Additinal Language

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まず1番気になったというか、驚いたのは、3つ目の、

 

English as an Additional Language(EAL)

 

です。

 

驚いた点 1

 

学校の通知表に 国語 が 日本語 になっていたら驚きませんか??

 

例えば、日本だったら、在日外国人の子どもの通知表にだけ、国語ではなく日本語として、評価されているって言ったら良いのでしょうか・・・。

 

English と、EAL・・・  

 

それぐらいの差があります。

 

この項目を見ただけで、オーストラリアの言語教育は、色々試行錯誤していることを感じました。

それだけ、色んな背景を持った子どもが学校にいるんだなと・・・。それだけに、評価も難しいのかなと・・・。

 

ビクトリア州のカリキュラムでは、英語のカリキュラムは、English(いわゆる国語)とEAL(いわゆる日本語)があると明記されていました。そして、EALのカリキュラムは、英語が自分の家庭言語ではない場合の生徒のためにあるそうです。

 

In the Victorian Curriculum F–10, the English curriculum includes two learning areas: English, and English as an Additional Language (EAL).

English - About English - Victorian Curriculum

 

ちなみに、

 

チビが、EALだったのは、チビの国籍をもとに、EALになっているんだと思います。

 

チビはオーストラリア生まれだけど、オージーではないので・・・。詳しくはこちらに・・・↓

 

tsurezureaus.hatenablog.com

 

それと、入学志願書には、家での言語を日本語と韓国語と書いたのもあるのかな・・・。

 

いずれにせよ、他の子と違った評価基準(English ではなく、English as an additional languageとした評価)で、チビを見てくれた先生には感謝です。

 

 

驚いた点 2

 

もう一つ驚いたのは、

 

 

English as a Second Language(ESL) ではなく、English as an Additional Language

 

という表現だったことです。

 

以前の記事で(↓)、EFLやESLなどについてまとめてみたものがありますが、

tsurezureaus.hatenablog.com

 

EALについては、書いていませんでした。

 

ESL — English as a Second Language. ‘ESL’ is probably the most widely known term, and that is why the ELI takes advantage of this in terms of communications and outreach. However, the term has lost favor among the language pedagogy community. Why? Because sometimes it is not clear what an individual’s ‘first’ language is (perhaps they grew up speaking one language at home, and a different language at school). And because oftentimes people can speak more than two languages.

EAL — English as an Additional Language. The shortcomings of ‘ESL’ directly translate to the advantages for ‘EAL’ — it is a more inclusive term and applies to a wider range of individuals’ contexts. However, it is not as well known as ‘ESL.’ That is why some of our offerings are labeled as being ‘ESL/EAL.’

ESL vs EAL: What’s in a name? | English Language Institute

 

 

概念的には、ESL (English as a Second Language)に近いものですが、↑のサイトにもあるように、EALはより、インクルーシブで、色々なコンテクストにおいて対応できる表現ですね。

 

子どもが持つ、それぞれの言語の捉え方が違う感じとでも言うのでしょうか・・・。 

 

ESL第二言語としての英語)だと、うちの場合もそうですが、英語はSecond Languageであるかは少し疑問です・・・。

 

 

だって、日本語も韓国語もあるし、どちらかといえば、産まれた時から日本語や韓国語や英語に触れているので、どれがfirst languageで、second languageなのか、微妙・・・・・。というか、ない!

 

 

英語をadditional(追加?!)languageとして捉えるということに、全ての言語に対してリスペクトを感じる表現に思いますし、additionalというのがポジティブで、いい表現の仕方だなあと思いました。

 

日本語及び韓国語があって、そしてプラスアルファとして英語みたいな・・・

 

長くなりましたが、専門的な視点も含め、この項目はとても興味深く思いました!

 

 


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Mathematics

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先生の話によると、算数が苦手だったり得意だったりする子は、チューターの先生が少人数で教えることもあるそうです。

 

得意な子は伸ばし、苦手な子もケアする・・・。そうするには、+αの先生がついて指導してくれるのかあと思いました。。。

 

人には向き不向きがあるんだから、全員が一緒の指導を受けるより、人によってペースや内容を変えるのはいいなと思います。

 

先生も、プラスのチューターの先生がいてくれると、負担にもならずに教えることができていいですよね。

 

Humanities, Science & Technology

 

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こちらの教科は理科・社会・情報だと思うのですが、時代なのかTechnologyが主要教科に仲間入りしているのは、最近からなのでしょうか・・・。 

 

チビは2ターム目から、学校でiPad を使い始めているようです。

 

これからまた色々と新しい学びがあるのかと思うと、私も興味津々です。

 

 

 

Specialist Subjects

 

専門の先生が教える科目についてのコメントです。

school_mark07_taiiku.png (543×543)school_mark08_bijutsu.png (543×543)school_mark09_ongaku.png (543×543)Italy.png (532×362)

 

体育・アーツ・音楽・イタリア語に分かれて記入してあります。専門教科とありますが、日本でいう、いわゆる、実技科目とでも言うのでしょうか?? 

 

驚くのが、専門科目は、それぞれ先生のコメントが6行くらいあります。

 

た・ぶ・ん

 

基本のフォーマットをもとに、書いているだけなんだとは思いますが、たくさんコメントがあることにびっくりです!

 

それと、いわゆる音楽や体育などの実技科目の1つとして、外国語(イタリア語)が書かれているのも興味深く思いました。

 

日本で英語はどちらかというと中心的な学科科目の分類ですが、音楽や体育の仲間に入れられているイタリア語・・・。 (もしかしたら、日本も最近始まった小学校の英語教育では実技科目の分類かもしれません。)

 

外国語を学ぶ際、知識ばかりを吸収していても、使えるようにはなりません。小学校であるからこそ、実技っぽく、五感を使って、学ぶこともいいのかなって思うので、実技的に学ぶのもアリかなと!

 

外国語はsecondary schoolに行ってもあるので、外国語が果たして実技科目として分類されているのかちょっと気になるところですね👀

 

 

 

 

先生のコメントについて

 

通知表を記入する立場から思うことは、

 

このacademic report、先生本当たくさんコメントくれて、ありがたいなあと思うばかりです。

意外や意外、どの項目も結構コメントが多いのに、驚きました。

 

チビへのコメントで、

 

Semester 1 Overview のところで先生が、

 

I admire how much you love school, ○○(←チビの名前)!

(チビがどれほど学校が大好きなのかに感心(?!)しています。)

 

 と書いてくれていて、個人的には、それで全て満足しました😊。

 

学校に着いたら、

 

もう友だちとおしゃべりを始めて、

 

見送る母を完全無視の状態で😑

 

友だちと元気に教室に入っていく・・・

 

 

ちょっと

 

ちょっと

 

母との別れ際・・・  

寂しくないんかーい?!

 

 

と、思うものの、

 

そうか そうか

 

学校生活を満喫しているのかと・・・

 

 

特に、うちはひとりっ子で、子ども同士のコミュニケーションが家庭内にはありませんから、

 

勉強よりも社会性を学校では身につけて欲しいと思っています。

 

チビと2人の日々だった、ロックダウン中も強くそう思いました。

 

 

 

↑でゴチャゴチャ科目について、通知表に関するウンチクを並べてみましたが(趣味に近い!)、

 

 

結局

 

学校で学んでほしいことは(うちの場合)、

 

お友だちと一緒に過ごすことの楽しさと大変さ!

 

それを毎日の学校生活で学んできてくれれば、御の字です!!

 

 

ということで、

 

ホリデー5日目ですが、

 

早くホリデーおわらないかなーーー

学校始まらないかなーー

 

 

と、願う母でした!

 

なんだか、全くまとまりはないですが、読んでいただきありがとうございました!

 

そして、

 

今日もありがとうございましたー!