徒然オーストラリア日記

オーストラリアでの生活 バイリンガル子育てメインで、これまであったことや、思うことを色々書いています・・・。 バイリンガル育児をされている方、これからされる予定の方などと情報を共有できればと思います。。。 オーストラリアに来て、はや10年。今は、子供が4歳になりました。 毎日試行錯誤です・・・。


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オーストラリアの幼児教育について|アルファベットの書き方に困惑・・・

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こんにちは。

 

7月末に新しい家に引っ越してきて、8月の途中で、以前通っていたチャイルドケアから近くのキンダーにうつりました。おうち時間が長すぎたので、ほとんど通えませんでしたが、色々と発見がありました!

 

キンダープログラムについて、深掘りしたのですが、深くなりすぎたので、目次を見て、興味ある項目を読んでもらえたら幸いです😊。

 

 

 

チャイルドケアとキンダー

 

 

チャイルドケア

  • デイケアなどとも言って、日本で言う保育園のようなところ。
  • 場所にもよるけど、基本的に朝7時半ごろから午後6時過ぎまで。
  • 食事は、朝食・モーニングティー・ランチ・アフタヌーンティー・スナック(5時ごろ)と、1日5回も、食事ができる時間があります。

 

チャイルドケアの種類
  • Long day care (Early Learning Cenntres) :保育園のように、親が働いている場合に預けることができる。
  • Occasional care:時々、必要がある時に、予約をして預けることができるチャイルドケア。
  • Family day care :家で少数の子どもをみてもらうことができる。

 

キンダー

  • 日本で言う、幼稚園のようなところ。
  • 3歳児は週に数時間(5時間ぐらいだったかと・・・)、4歳児は週に15時間。
  • 日数はそれぞれで、例えば、4歳児は、キンダーによって、5時間×3日通ったり、7.5時間×2日通います。
  • モーニングティー・ランチ・アフタヌーンティーを持っていきます。

  • 9時から2時までなど、早い時間帯のピックアップの場合、申し込めば5時まで預けてもらうことも可能なキンダーもある。(有料)

 

(詳しくはこちらから↓)

www.education.vic.gov.au

 

 

2つの幼児教育の違い?!

 

キンダープログラムが、チャイルドケアにもあるので、キンダーと同等の教育も受けることができます。チビは、そのおかげで、通っていたチャイルドケアでアルファベットを覚え、簡単な単語なら読めるようになってきました。(実際は文字に親しくなるのが目的で、読めたり書けるようになるようにはなる必要はありません。)

 

チャイルドケアの方が、いる時間も長いので、子どもたちが自由に遊ぶ時間が多いです。友だち作りに、とても影響したように思います。大好きな友達と、一日中面白いことをやって遊んでいたようです。ただ、合わない友だちともずっと一緒にいなくてはいけない必要もありますね。ある意味、社会勉強・・・😅

 

キンダーは、結構みんなで一緒に本を読んだり、工作をしたり、歌ったり踊ったりが多いようです。

 

実際は、見ていませんから、具体的なことはわかりませんが、チャイルドケアは1日5回も食事の配膳をする必要があったり、休憩時間(昼寝する子もいる)もあるので、必然的に自由時間が多いのではないかと推察・・・。

 

家族の生活スタイルに合わせて、幼児教育を選ぶのが良いかと思います。

 

 

チビの様子

 

チビは、生後7ヶ月ぐらいから、週に2回ほどお世話になっていて、1歳の時に、パブリックのチャイルドケアにうつり、5歳の誕生日まで、そこでお世話になりました。その後、引っ越してから、キンダーにうつったのですが、ロックダウンになってしまったので、チビは実質2ヶ月ぐらいしか通えなかったように思います。毎週2日、8時半から4時まで通っていました。

 

チビは、小さい頃は、チャイルドケアに慣れるのに時間がかかったように思います。もしかしたら、ことばの問題もあったかもしれません。チビは、英語に2歳ごろは苦労していたように思います。日本語では言えるのに、英語では言いたいことが言えず、もどかしかった感じで・・・。

 

 

そう言えば、チャイルドケアがあった日は夜泣きが多かったかも・・・😢。

 

 

 

そんなこともありましたが、英語にある程度慣れてきたら、大好きな友だちと、楽しんで遊んでいました。結構ギリギリの時間までいても、残っている友だちとずっと遊んでいました。

 

チャイルドケアは、1歳の時からの友だちなので、いわゆる「気心知れた仲間」です。引っ越してしまって、その友だちとは離れてしまったのが、とても残念ですが、本当に良い仲間と遊んでいたんだなと思います。チビは今でも、チャイルドケアのお友だちの話をします😊。お世話になった先生とも4年の付き合いなので、感謝しかありません😊。

 

キンダーはキンダーで、毎回、工作した作品を持って帰ってきて、見せてくれます。短期間しか通えませんでしたが、キンダーの後、隣の公園でお友だちと遊ぶ姿を見て、楽しそうだなと思いました!

 


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キンダープログラム

 

4歳児は、チャイルドケアかキンダーで、キンダープログラムの教育を受けます。

 

VICTORIAN EARLY YEARS LEARNING AND DEVELOPMENT FRAMEWORK

 

VIC州の教育内容については、政府が出している、VICTORIAN EARLY YEARS LEARNING AND DEVELOPMENT FRAMEWORKに大枠があります。

https://www.education.vic.gov.au/Documents/childhood/providers/edcare/veyldframework.pdf

 

Acknowledgement 

The Department of Education and Training (Victoria) and the Victorian Curriculum and Assessment Authority respectfully acknowledge Aboriginal people as the Traditional Owners of the land and waters now known as Victoria. 

 

ビクトリア州は、州の土地や水は先住者のものであるということを前置きとして書いてある通り、キンダープログラムにおいても、多様性の教育があります。

 

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https://www.education.vic.gov.au/Documents/childhood/providers/edcare/veyldframework.pdf

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キンダーの入り口にもこうしてacknowledgementが・・・。


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https://www.education.vic.gov.au/Documents/childhood/providers/edcare/veyldframework.pdf

 

目次のEquity and Diversityのところに注目してみると・・・


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https://www.education.vic.gov.au/Documents/childhood/providers/edcare/veyldframework.pdf

" promote cultural awareness in all children, including greater understanding of Aboriginal and Torres Strait Islander ways of knowing and being"

と、先住民の存在への理解含め、文化に対する気づきを促すとあります。

 

オンラインのクラスでも、先住民のことばで挨拶をしたりすることがあったり、歌を紹介したりあったので、教育内容に基づいているのかなと思いました。

 

(先住民については、こちらも良かったら↓)

tsurezureaus.hatenablog.com

 

multilingualism

 

また、ことばに興味がある私としては、以下の項目にも注目しました!

 

"recognise multilingualism as an asset and support children to maintain their first language, learn English as an additional language, and learn languages other than English"ともあります。

教育者は、多言語主義を財産と認識し、子どもたちが第一言語を維持し、英語をプラスアルファとしての言語として学び、英語以外の言語を学ぶことをサポートする。

 

VICTORIAN EARLY YEARS LEARNING AND DEVELOPMENT FRAMEWORKの中に、第一の言語を維持することをサポートとあるように、日本語が強いチビのことを、マイナスに捉える先生はいませんでした。

 

むしろ、褒めてくれ、調子にのせられてしまうぐらいです😅。

 

日本の幼児教育はあまり詳しくはありませんが、オーストラリアの幼児教育もなかなか興味深いなと思います!

 

 

アルファベットに注意!

 

キンダーでは、アルファベットに親しみを持つように指導されます(読んだり書いたりするのは、学校が始まってからなので、心配なく!)。

 

実は、メルボルンで標準とされているアルファベットの書き方があります。

 

 

 

 

え・・・ アルファベットが違う・・・。

 

 

って思うのは私だけではないはず・・・。

 

 

こちらが、ビクトリア州で使ってOKとされるアルファベットです・・・↓。

lower case letters(小文字)の場合

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どうですか?

 

 

 

本の学校で習ってきたものと違う・・・😨

 

 

 

特に、b, i, pに衝撃を受けました・・・。

 

チビが書くようになったら、私、読めるかなあ・・・。😅

 

そして、upper case letters(大文字)もJをJと書くのだそう・・・。ついつい上に、棒線書いてしまいます・・・・。

 

 

こちら、学校が始まる前に、やっておいたら良いリストとして、学校説明会でもらったものです。左下のアルファベットに注目です・・・。

 

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  • Practice writing their name, making sure that only the beginning letter is capital, followed by lower case letters.

 

名前の最初だけ大文字で、他は小文字

 

→日本で習ったのと同じ!

 

 

  • Practice writing some lower case letters of the alphabet.

 

いくつかの小文字を書く練習をしておくこと。

 

→ 日本で私が習ったのと違う!私も気をつけねば・・・。見えにくいですが、大文字のJも横棒線がないので注意!

 

 

州によって違うアルファベットの書き方

 

そして、この書き方は、州によって異なるということも判明・・・。

Victorian Modern Cursive Style | Australian School Fonts

 

ビクトリア州(VIC)の他に、WA NTも同じ書き方で、他の州は違うのだそう。

 

www.australianschoolfonts.com.au

 

もし、他の州に引っ越すことになったら、大変 😅

 

先日、キンダーでお弁当箱に書いてあった名前を見て、先生が

「アルファベットの書き方、学校に入ったらちょっと違うから気をつけてね!」って言われました。

 

持ち物に名前書く時、気をつけます・・・!

 

アルファベットの書き方について思うこと

 

アルファベットの書き方、考えさせられました。ビクトリア州全体で決まっている手書きにならって、アルファベットの書き方を覚えるのかと・・・!

 

ま、どうせなら、国全体で決まった書き方にすれば良いのに・・・とは思いますが、大きなオーストラリアは州の独立性が強いので、こうなるのかなと・・・。(今だって、オミクロンの影響で、州境のボーダーの方が、国境より厳しい😅)

 

私は、日本の学校で、何百・何千と子どもたちの手書きを見る立場だったので、妙に納得しました。

 

たくさんの手書きを見てきた人にはわかると思いますが、

 

手書きってとっても千差万別😅

 

スペルがとても微妙なものは、どこまでがOKなのか・・・線引きがとても難しいです。

 

でも、自分は読めても、他の人が読めなければだめ。

 

本人が 「 f 」 と書いたつもりでも、他の人たちに 「 t 」 にしか見えないのであれば、それは間違い・・・。

 

日本の子どもたちが、千差万別の書き方をするのであれば、もっと色んな人たちが集まったオーストラリアで、広く使われている文字なら、もっともっと色々な手書きがあるのだろうと推察しました・・・。

 

ちなみに日本人は、数字だって気をつけないといけないです。

 

日本人の書く7は、オージーが書く7と違います・・・。たまに、日本式7を書いて、読み間違いされることがあるので、こちらも私がオーストラリアの7に慣れないといけないって思っています。

 

少しぐらい良いだろう・・・ って思う人もいるかもしれませんが、少しぐらいが、曖昧さを助長してしまうので、なるべく標準の書式に合わせた書き方が大事かなと思います😊。

 

 

まとめ

 

お世話になった、チャイルドケアとキンダー。色々なエピソードがありますが、長くなってしまったので、続きをまた次回に。最近、更新頻度は最近低くなってしまったのですが、懲りずにゆっくりながらも更新を続けていきたいと思います! 

 

今日もありがとうございました!