日本語イマージョンプログラム|保護者の期待値
2021年2月2日
今日はチャイルドケアの日でした。仲の良かった友達が引っ越してしまったので、心配でしたが、結局他のお友達と仲良く遊んでいたようです。先生も、普通に楽しく遊んでいて、私も驚いたと言っていました。一安心・・・。なぜなら今朝「もう行かない」宣言していたから・・・!そう言われると心が痛くなりますね・・・。たった2日通っているだけなのに、来年から週に5日も学校なんて大丈夫でしょうか・・・。と、今の気持ちを呟いておきます。。。
さて、よく耳にする、「イマージョンプログラム」ですが、それについて、興味深い分析があったので、紹介させてください。
イマージョン教育についてはこちらから↓
アメリカの日本語イマージョンプログラム
アメリカにはいくつもの日本語イマージョンプログラムの学校があるそうです。
そして、そのほとんどがパーシャルイマージョンだそうです。「バイリンガル教育の方法」(中島和子先生)より
パーシャルイマージョンとは大まかに言うと、
午前か午後に外国語で授業を行うそうで、
トータルイマージョンは、
外国語100%で行うイマージョンのこと。潜伏期として、幼稚園において、先生が100%外国語を話すそうです。その際の子どものことばは外国語でなくてもいいようです。
トータルイマージョンの方が、効果的なのは色々なデータからわかっているそうです。ただ、その過程で、一時的に教科の成績が下がるという結果が報告されているそうです。
そうなると、成績に敏感な保護者の支持を得ることが難しくなるため、パーシャルイマージョンを採用している学校が多い(というかほとんどだ)そうです。
よって、日本語の伸びがそれほど顕著ではないようで、保護者の高い期待との乖離があるようです。
思うこと・・・
実際にイマージョン教育を実践している学校の実態から察するに、イマージョン教育の成果は、(私が思うに)日本での英語の授業+アルファぐらいなのかなあと思いました。
日本でも英語の授業が、週に3回も4回もありますが、パーシャルイマージョンはそれにちょっとプラスで多く外国語である日本語を学ぶくらいなのかなと・・・。
そもそも海外に行けば、日本語は外国語ですから。。。
親は母語かもしれませんが、海外にいれば、子ども達にとっては日本語は外国語です。
その基準からイマージョンプログラムの中で学ぶ子どもの日本語を見たら、その成長は目覚ましいものであるように思います。
自分が日本で英語を勉強していた頃を思い出して、イマージョンプログラムを考えてみるといいのかなと思いました。どうでしょうか・・・?(保護者の期待値が高いのはその辺りに原因があるように思います・・・。)
そして、その教育内容は日本における外国語教育、つまり英語教育に大いに参考にできるものであるようにも思います。
イマージョン教育で何ができるのかを、親や教育者がよく把握して、自分の子どもや、地域のこどもにプラスとなるような教育を模索していくことが大切かなと思いました!