オーストラリアで家を買う! | インスペクション編
先日家を買いました。大変だったので、初めて家を買う方にお役に立てればと思い、一連のプロセスをまとめてみました。
(準備編はこちらのブログになります。↓)
前回は家を買う前に、ネットで物件を見る方法について、紹介しました。今回は、実際に物件の絞り込みから、インスペクションあたりまで、紹介できればと思います。
お好みの物件はどんな感じですか?
優先順位
インスペクションに行く前に、自分の予算とにらめっこをして、何が一番大事か、どこなら妥協できるのか決めておくといいと思います。というのも、オーストラリアの不動産は盛況で、2021年現在、とても価格が上がっています。なかなか、買いたい物件と自分の予算が見合わないと思うからです。
うちの場合もいろいろ考えてみたらこんなにこだわりがありました・・・。参考までに・・・。
- ロケーション: そのエリアの将来性・スクールゾーン・利便性
- 土地の大きさ: resale valueを考慮
- 外の様子: BBQやりたいからそれができる物件
- バスタブ: お風呂入りたい!
- 3ベッド: 寝室2つと仕事部屋
- 2 car park: 仕事で使うので2台置ける駐車場
- 使いやすいキッチン: 今の家のシンクがひどいので、ストレスを感じないキッチン希望!
ざっとこれくらいありました。だからずっと家が買えなかったのかもしれません・・・ いろいろ妥協して結局この中から、実際に購入した家はこんな感じに・・・
- ロケーション: そのエリアの将来性○・スクールゾーン△・利便性△
最寄駅に、これから、大型ショッピングセンターができる。第一希望のスクールゾーンは諦めましたが、悪くないスクールゾーンかなとは思っています(第一ばかり考えていたので、それほど確認していませんが・・・)。利便性としては、駅までギリギリ徒歩圏内。シティに行くは時間がかかるけど、これにこだわっていては、一生買えないと思い、駅まで徒歩圏内であることだけは条件を満たせたように思います・・・。
- 土地の大きさ: △
望んでいたほど大きくはないけど、小さすぎることもなく・・・。
- 外の様子: ○
BBQできる〜!!
- バスタブ: ✖︎
バスタブにつかってゆっくりしたいという夢は諦めました・・・。
- 3ベッド: ○
一応3つ部屋は確保できました!
- 2 car park: ○
敷地内にも前の路上にも駐車できる!
- 使いやすいキッチン: △
シンクが嫌だったけど、これを変えるのはそれほど大変ではないと思ったので、もう何でもいい・・・むしろほとんど確認しませんでした 笑 だから冷蔵庫の位置なんて気づきもしませんでした!
予算があれば、全てがパーフェクトな物件に出会えるとは思いますが、それはなかなか難しい時もあると思います。優先順位を考えてみて、決めるといいと思います。正直、私たちは最後の方は、何でもいい!買える物件でいい!と思うまで、期待値が下がっていたので、むしろ最後の方は、BBQエリアあってラッキーとかそんな感じの心境でした 笑。
ロケーションについて
私は、ロケーションは家を買うのに一番大切だと思っています。なぜって、他の部分は変えられる可能性があるけれど、ロケーションを変えることは不可能なので・・・。一番悩むし、予算とのにらめっこにはなりますが、ロケーションはぜひ一番に考えてみてください!
ちなみに、メルボルンは今後、さらに駅が増えます。 2021年現在、色々なところで、駅を建設中ですし、これからどんどん増えていきます。そうなると、駅の周りの家の価値がまた上がります。
↓のような情報をチェックして、ポテンシャルの高い地域を見ておくのもいいと思います。
シティ周辺で購入を考えている人は、メトロトンネルにも注目!駅が複数できます。
実際にインスペクションに行ってみよう!
めぼしい物件が見つかったら、実際にインスペクションに行くこととなると思います。土曜日や平日の夕方のスケジュールをチェックして行ってみましょう!
近所の様子
うるさくないか、周りには何があるのかなど、特に大通り沿いは結構嫌がられるので、大通り沿いのい物件は少し価格が控えめです。価格重視で、大通りでもOKな場合は昼間や夜の音の様子など確認はしておくといいと思います。お子さんがいる場合は近くにプレイグラウンドがあるといいですよね。
外のチェック - 車道・駐車場・庭-
家を見るときは、まずは外はユニットやタウンハウスなら(ハウスでも)、車の通り道は要確認です。出し入れがしやすいと、通勤のストレスが減ります。ハウスやタウンハウスなら庭がどこにあるかなどを見るといいと思います。シティ周辺のアパートメントの場合、駐車場が小さい場合もあります。車高が高い車などは、駐車場の入り口なども要確認です。
中のチェック - 部屋の様子・広さ-
家の中はフロアプランがあるので、だいたい想像はついていると思いますが、実際のサイズ感はちょっと違うと思うので、行ってみて実感してみるのがいいです。特に、サイトの写真は広く見えたり、綺麗に見えます。実際はどんなものなのかは、やはり行ってみるのが一番だと思います。クローゼットの大きさ、冷蔵庫の位置(自分が全く気がつかなかったのであえて・・・)、お風呂やトイレの綺麗さ・・・などなど・・・。でも正直、家の中はある程度お直しが可能なので、広さやサイズ感が自分がこれから生活するにあたって十分であるかどうかが大事かと思います。お直しする必要がありそうな物件は、お金がかかりそうなものを優先的に見ていくといいと思います。
わからないところのチェック -buildhing inspection-
最初の頃は何もわからなくて、building inspection などをお願いしたこともありました・・・。だいたい500ドルぐらいしました。建物の状況や、シロアリなどの有無など結構細かいところまで見てくれます。ただ、私たちはその家を買うことができなかったので、結局のところ無駄に終わりました・・・。それ以来、買えるかわからない物件のbuilding inspectionは高く思えるようになり、していません・・・(5回やったら2500ドル!)。でも、気になる人、絶対この物件にしたいと思う人にはとてもいいと思います。
不動産屋さんと話してみる
不動産屋さんと少し話してみるのもいいかと思います。そして、連絡先は必ず聞かれるので、伝えるのは必須です。というのも、オークションの前に売れてしまう可能性もあって、その場合は連絡が来るからです。もし、本当に買いたい場合はその時にオファーを出すことができます。人気がある物件で、オークションの前に売れてしまう場合は、目安価格(indicative range price)の50Kぐらい上になることが多いです(経験上・・・。でも、あまり人気のないところでは、range内で狙えるかもしれません。)また、section 32という契約する際に必要なことが書いてある書類を、いいなと思ったらメールなどで送ってもらうようにするといいと思います。
ついでにオークションも見学に・・・
最初からオークションに参加できないとは思いますが、似たような物件のオークションを、インスペクションの傍ら、見てみるのもいいと思います。以前不動産屋さんから、オークションを見るときは、オークションをする人の近くに立って、bid (入札)する人たちの表情を見るといいと言われました。その表情を見て、まだまだ出せる顔をしているかとかを見るといいと言います。ちょっと、雰囲気だけでも、味わうといいかもしれません。本当にbidする時は、そんなこと関係なく、とても緊張しますから・・・。
続きます・・・。