徒然オーストラリア日記

オーストラリアでの生活 バイリンガル子育てメインで、これまであったことや、思うことを色々書いています・・・。 バイリンガル育児をされている方、これからされる予定の方などと情報を共有できればと思います。。。 オーストラリアに来て、はや10年。今は、子供が4歳になりました。 毎日試行錯誤です・・・。


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オーストラリアで家を買う! | インスペクション準備編

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先日、家を買ったお話をさせていただきました。これから買う方のためにお役に立てればと思い、家を買う手順について、自分の経験と共に少しまとめていきたいと思います。異国で、家を買うのは容易ではありません。大変なことも色々ありました。少しでも参考になれば幸いです。

 

(前回までの記事に関してはこちらです・・・↓)

 

tsurezureaus.hatenablog.com

 

 

tsurezureaus.hatenablog.com

  

 

 

オーストラリアで家を買う手順

 

 

デポジットとローンの準備

まずは何より、お金の準備!デポジットは、今では10%程度となっていますが、(500Kの物件なら50K)多ければ多いほど、ローンの額も減りますから、できる限りためておくことに越したことはありません。ローンを組むには、会社員の方などemployeeの方は、働いている証明が必要です。同じ会社で、3ヶ月以上働いていること、そしてお給料が振り込まれている口座がその証明となります。

他にローンがないかなど、審査の基準はありますが、とにもかくにも、デポジットの準備と働き続けること・・・。仕事は、ローンを払うのが始まる時まで続けている必要があります。ローンの承認がおりたら(pre-approoval)、3ヶ月間有効ですが、基本的に延長が可能です。

ローンの承認が下りたら、印紙税(5%) や契約書確認の手数料などを差し引いた金額で、予算を設定し、家を探し始めることになると思います。

 

 

ネットで物件探し

まずは最初に、Domainや Real Estateで、めぼしい物件を探します…。色々と出てくるし、普通に段々と嫌になってきます…。 気になって毎日見るし、物件もたくさんあるし… とにかく毎日見ていくのが大変です。チビが寝た後、ずっと見ていることも多々ありました。自分の予算と物件のにらめっこです・・・。でも、何を基準に選んでいったらいいのか、なかなかわかりづらいかと思いますので、DomainやReal estateの何を見ていったらいいのか、以下にまとめてみました。

 

 

Property type (プロパティの種類)の見方

オーストラリアの住居の種類は大きく分けて、4つに分類されるかと思います。最初の頃は何がなんだか分からなかったし、日本語でのオーストラリア不動産の用語や説明などもあまりないので、私のわかる範囲でまとめてみました。

 

House:

一戸建て。日本で言うなら、庭付きの一軒家です。基本的に1階建てで、住所が自分だけのものになっています(own title)。住所が、20 Melbourne Streetといったふうに書いてあります。自分だけのもの、といった感じです。庭は基本的にはfront yardより、backyardが好まれます。resale valueなどを考えると、backyardが大きめのものがおすすめです。 

 

Townhouse:

建物がつながっている家。そして、家が2ー3階建てになっているタイプです。これは、物件によりますが、住所が自分だけのものになっているもの(own title)とそうでないものがあります(そうでない場合、限りなくUnitに近くなるかと思います。)。例えば住所が、 1/20 Melbourne Streetだった場合、 1/ と言うことは、2/20 Melbourne Street の物件と20 Melbourne Streetという住所の土地を共有しているということになります(部分的には自分たちのものですが)。ですから、own titleの方が、同じタウンハウスでも、価値が高くなります。いずれにせよ、houseと違って、建物はつながっていたり、住所を共有しています。それと、body corporateというマンションの管理人さんのようなところに共有箇所のメンテナンスなどを委託しています(そうでない場合もいくらかあります)。そうなると、毎年いくらかbody corporateにお金がかかるので、body corporateの有無や金額を確認しておく必要があります。また、own titleの場合は、共有箇所がないので、問題はありませんが、そうでない場合は共有箇所(車の通り道など)は確認しておく必要があります。(どうやって、車を入れるのか、入れやすいのかどうなのかなど・・・)

 

Unit:

Townhouseに近いですが、1階建ての集合住宅のようなものと言ったら良いかと思います。こちらは基本的に、own title ということはなく、必ず住所を共有しています。場合によりますが、その住所にある家の数が少ない方が、共有箇所や人数も少ないので、価値は高いかと思います。また、家がつながっていたり、own titleではないものの、道路に面して家が建っていて、入り口や車道を共有していないものの方が好まれる傾向にあります(住所は同じだけど、共有している場所がほとんどないからです)。こちらもbody corporate があるのかどうか確認しておく必要があります。

 

基本的に、タウンハウスとユニットは境界線が結構わかりづらいかもしれません。特に、最近は、unitのようなものもtownhouseと書いてあったりします。正直微妙なところもあります。そういう場合は、住所がown titleかそうでないかや、あとは、statement of informationの中の(Median sale priceの)property typeが House なのか、Unitなのかを見てみても良いかと思います。

  

Apartment:

こちらは、日本のマンションやアパートといった感じです。ユニット・タウンハウス・ハウスは基本的に自分たちだけの土地が部分的にせよありますが、apartmentはそうではありません。上や下の階に他の人が住んでいたら、その土地は自分だけのものではありませんよね、ということだと思います。apartmentもbody corporate が必ずあるので、年間いくらかかるかは要確認です。特にシティ周辺は結構body corporateの費用がかかりますから、要チェックです。

 

 

Floor Planの見方

floor planとは

写真はもちろん大事ですが、floor planもしっかりと確認する必要があります。floor planとはその物件のどこにベッドルームがあって、方角的にどちら向きに立っているのか、ベッドルーム意外にはどんな部屋があるのかなどです。 また、庭がある場合も庭の形などがわかります。慣れてくると、写真よりわかりやすく見えてきます。うちの場合、後で、友人から指摘されたのですが、冷蔵庫を置く場所が微妙・・・と言われました。そんなことに、気付きもしませんでしたが、慣れてくるとそうやって物の配置や部屋の形を見て、良い物件かどうかわかってくるかと思います。

 

部屋の種類

Living, Dining, Family, Meals, Kitchen etc: いわゆるリビングルーム&キッチンのような場所。living とfamily両方があるようであれば、1つはbedroomに変えることもできますので、どう配置されているのか見てみると良いと思います。また、先ほどの友人指摘通り、冷蔵庫の配置なども確認しておくといいと思います。

 

Bedroom: ベッドルーム 寝る部屋。窓がある。Master bedroomはENS&BIRにつながった大きめのベッドルームです。

 

Study: ベッドルームと違ってクローゼットや窓がなかったりする。

 

ENS :ベッドルーム (master bedroom)につながっているbathroom

 

BIR: 服を収納したりする場所

 

BATH: シャワーなのか、バスタブもついているのか、またシャワーがバスタブの上なのか、シャワーとバスタブは分かれているのか、なども確認しておくといいと思います。 

 

ベッドルームの数やバスルームの数

最初の表示のところに、2 bed 2 bath 1 car parkとあったとしても、ベッドルームの代わりにstudyやloungeがあったりすれば、3 bedに近い形になると思います。最初の検索のフィルターでは、3bedが必要なら2ベッド以上で検索すると、3ベッドに近い2ベッドも出てくるかと思います。あと、トイレはファミリー用であれば 2 bath 以上のほうが好まれる傾向にあります。古いタイプのものは、1bath が多いかと思います。

 

 

ロケーション

メルボルンでは、スクールゾーンで家の値段が変わります。特に人気セカンダリー学校のスクールゾーンはかなり値段が上がります。通り一本跨いだだけで、家の値段が数百万から1千万円程度の値段が変わるのは、普通です。また、これから最寄りの駅がアップグレードするかどうかなども、将来的な価値に大きく影響するので、調べておくのもいいと思います。

 

こちらから学校がわかります。

www.findmyschool.vic.gov.au

 

注意!学校のスクールゾーンは毎年変わります。確認しておいた方がいいと思います。また、School zone やzoned とあれば、スクールゾーン内ですが、そうでない場合、グレーな言い回しで、スクールゾーンかと思わせるようなことがあるので、自分で確認しておく必要があるかと思います。

 

 

Statement of information

Domainなどで、見ていくと、タイトルのところに、500000-550000など、まずは物件の写真と価格が見えますね。そこにContact Agentや Private Saleなどとあって、価格がわからない場合、画面の下にあるStatement of information というところを開くと目安の価格が出てきます。

が!この価格は本当に目安なだけで、正直あてになりません。

大体というか、私が見てきた限り全ての場合は、この値段より最低20000くらい上です。最低20000!です。オーナーや不動産側は、買いたい人に、買えるかもって思わせるために、価格は抑えてあります。そのつもりで次に進まないと、オークションに行っても、ショックを受けて終わります…。

 

 

まとめ

resale valueや投資的な視点でcapital gainを考えるなら、やはりHouseが一番だと思います。Houseを買うことが難しいとしても、土地の大きさだけは確認しておくと、比較する際の参考になると思います。土地の大きさ、ロケーション、共有箇所の有無などをポイントにすると良いと思います。土地の大きさは、Domainなどで、のっていない場合も多いので、インスペクションやメールできくと良いかもしれません。とにかくLANDが重要だと不動産のおじさんは言っていました。私はロケーションと土地の大きさをメインに考えながら探しました。

 

 

 

この続きは次回で・・・。