オーストラリア代表の日本にルーツがある選手|Saya Sakakibara選手・Tsuneari Yahiro選手
こんにちは。
前回は、日本と日本以外の国にルーツがある選手について少し紹介させていただきました😊。
今回は、オーストラリア代表選手の中で、日本にルーツがある選手について、また少し深掘りしてみたくなりました!
今回は、
についてまとめてみました。
海外育児をされているママさん、日本にルーツのある選手の皆さんは、今目の前にいるお子さんの未来像のような存在じゃないかなと・・・。
お子さんの「日本に対する思い」やアイデンティティについて、ちょっと考えるきっかけになればと思います!
Saya Sakakibara (榊原爽)選手
BMXオーストラリア代表
BMXとは
こちらの自転車競技を初めて見ましたが、なかなかエキサイティングな競技です。かっこいいですね!
スポーツに怪我はつきもので、今回準決勝の競技の最中に後ろから来た選手の自転車が当たり、転倒してしまい、ファイナルに進めなかったようです。それまではトップを走っていました。
↓のインタビューによると時速55キロも出るそうなので、転倒した際の衝撃は大きなものになると思います。
今は回復したそうで、本当に良かったです。
本当にお疲れさまでした😊。
ちなみに、昔、原チャリ乗っていた私からすると55キロって相当なスピードです。30キロでもビュンビュンなので😅。 原チャリに乗って転倒してしまった時もありましたが、かなりの衝撃でした・・・。
Sakakibara選手、クラッシュが大事に至らなかったようで、本当によかったです。
オーストラリアでも注目の選手!
オーストラリアの大手スーパーWoolworthsでは、現在オリンピック選手のスティッカーを配っています。サイトではSakakibara選手がピックアップされていました!
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なんと、子供のインタビューの動画までありました。優しくわかりやすく答える姿が素敵です😊。
オーストラリアでも注目されている選手です!
生い立ちと国籍選択
オーストラリアで生まれ育ったのですが、途中2歳から小学校1年生終わる頃まで、約5年間日本にも住んでいたそうです。母が日本人で、父がイギリス人です。
日本語もペラペラです。お母さんとの会話が日本語で、中学3年生から高校3年生まで、日本語を通信で学べるクラスで勉強していたそうです。
榊原選手は、16歳の時に、代表となる国を決めなくてはならなくて、日本・イギリス・オーストラリアで悩んだそうですが、自分の中で何人がしっくりくるのか、自分のアイデンティティが近いと思う国を選んだそうです。
オーストラリアに住んでいて、両親もオーストラリアにいて、ということを考えるとオーストラリア人であることが一番しっくりきたそうです。
家族について
お兄さん(榊原魁・Kai Sakakibara選手)も同じ競技の選手ですが、大怪我をしてしまい、今回のオリンピックに出ることはかなわなくなってしまったそうです。お兄さんの分も家族の代表として、全力を尽くしたいと話していました。
Kai選手は、怪我をする前のインタビューでは
日本は第二の故郷、オーストラリア代表として出てはいるが、日本人っていう部分もあって、東京五輪は自分の中で特別
と話していました。
Saya選手も
(東京五輪に)おばあちゃん、おじいちゃんも来てもらえたら嬉しいし、出場しないことは考えられないと話していました。
オーストラリアに住んでいて、オーストラリア代表ではあるけれど、日本で行われるオリンピックは特別というところに、日本人の魂が感じられますよね😊。
Sakakibaraきょうだいは、日本語の上達についてのアドバイスも!
- 日本人の家族で日本語の会話をする
- 日本語の番組を見たり
- 友達とメールなどでやり取りする
- 興味があることを日本語でやる(好きなマンガを日本語で読むなど)
お母さまのゆきさんも、インタビューに答えていて、Sakakibaraきょうだいの日本語の教育についても話していました。
その中で、お母さまは、
「5年間の日本での生活で、日本の知識・文化・言語の基礎が出来たのではないか」
と話していました。
オーストラリアに来てからも、日本語の維持は大変だったようですが、家で少しずつ地道にドリルなどをやらせていたと話していました。
Sakakibaraきょうだいは、日本語が本当に上手ですが、お母さまの努力もあっての日本語!なのだと思いました👀
日本語と英語を上手に使い分けているお二人からのアドバイスはとても参考になりますね!!また、オーストラリアに住む日本人として、どのようにオーストラリアと日本をとらえているかなど、海外子育ての参考になることがたくさんありました😊。
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Tsuneari Yahiro選手
空手オーストラリア代表
Yahiro選手と空手
空手を始めたのは、9歳の頃だったそうです。お父さんに連れられて始めたのがきっかけだそうです。
今回、空手は、2016年に引退を考えていた時に、東京五輪で空手が採用されることとなり、運命だと思い出場を決意したそうです!
次のパリ五輪では空手は採用されないそうで、最初で最後となるかもしれない五輪にかける思いは強いようです。
“Especially with being born in Japan before moving to Australia when I was 18 months, fighting in Japan for my first Olympic Games feels like it’s destiny."
日本で生まれて、自分にとって初めてのオリンピックの試合が日本であるということに、運命を感じたそうですが、本当に運命のようですね!!
オーストラリアでは敵なしの、トップ選手なので、活躍が期待されますね!
オーストラリア代表であることと、日本人であるということ
Yahiro選手は日本で生まれ、1歳の時にオーストラリアへと来たそうです。
両親は日本人で、日本語で会話をしていたため、日本語で苦労することもなく、日本にいるときも、日本語に不自由しないそうです。
Yahiro選手は、オーストラリア代表です。今回は、オリンピックということで、国の代表としてがんばっていく気持ちが強いそうです!
オーストラリア代表として出場することに、重みや責任を感じるそうです。
「日本人の選手とあたったら、申し訳ないですが勝たせてもらいます!」
日本人だけどオーストラリア人というアイデンティティを感じ取れますね!
日本人とオーストラリア人とのアイデンティティとして揺れたことは特になかったそうです。
「親がしっかりと日本語を教育してくれたので、日本に行っても不自由なく空手を習えたのが大きかった」
上のインタビューでも全く違和感なく日本語を話しているのがわかります!
「日本人なんですが、オーストラリア人として生活している感じです。」
Yahiro選手のインタビューを聞いていると、
アイデンティティ形成において、両親の存在、家庭生活は大きかったように思います。また、空手を通して日本とつながっていることも、アイデンティティ形成に大きく影響しているように思いました。
日本人であり、オーストラリア人。日本とつながりながらオーストラリアで生活していくことがアイデンティティ形成と深く関わっているように思いました!
少し長くなってしまったので、後編を次の記事に書きますね!
今日もありがとうございました!